日本でもユニークなダム「白水ダム」

大分県竹田市次倉にある堰堤87m、高さ14m、貯水量60万tの重力式練石積による白水ダムは、竹田市と緒方町の水田や畑地を潤す用水路の貯水池として1938 年に完成しました。
左岸堰堤は、半円錐形階段状に石を積み上げた構造。勢い良く流れ落ちてきた水は暫く各階段面に沿って白い筋を刻んで流れ、最後に階段面を白い泡となって流れ落ちます。右岸堰堤は、曲線的に反返るように石を積み上げた構造で武者返しと呼ばれ、勢い良く流れ落ちてきた水は白い円弧を描き曲面を駆け昇りそして逆流し、他の水とぶつかり合い荒々しく流れ落ちる。
この芸術的な白い水の流れは、下流の地盤が弱いための水速調整の役を担っている。水の流れを緻密に計算して、この独特の堰堤形状をデザインしたと言われています。ダムとしては小規模ですが、気品の高さを感じられます。
「陽光に輝く緑の絨毯」。それが白水ダムを見た第一印象。これは年1 回の貯水池浚渫のために水抜きをした時に堰堤面に苔が生育して魅せた姿。表面に凹凸のある石積みだからこそ壁面いっぱいに生育が可能だったと考えられるそうです。

秋、紅葉の時期も見頃ですよ~

国の重要文化財「白水ダム」

是非一度、足を運ばれてみてはいかがでしょうか